よくある質問|横浜市の内科、ペインクリニック、内視鏡検査|かねむらクリニック

かねむらクリニック

  • お問い合わせ

    0458056685

  • 診療時間 9:00~12:00/15:00~18:30
    休診日 木曜午後、土曜午後、日曜、祝日

    ※神経ブロック療法は月水金土の午前のみ

よくある質問

Q.風邪をひいてから咳だけが続いています

多く見られるのはかぜ症候群後遷延性咳嗽といいますが、かぜの後咽頭において咳反射にかかわる部分が過敏になっていることによって、咳が誘発される状態です。
また、咳喘息といって気管支粘膜の炎症が持続し、粘膜が刺激に対して過敏になって、喘息発作(喘鳴、呼吸困難)が起こる前段階の状態になっている状態も考えられます。
これらの場合、咳止め、痰を出しやすくする薬、ステロイド吸入、気管支をひろげる薬、などにより、症状が改善します。漢方の麦門冬湯も有効なことがあります。
その他、百日咳、マイコプラズマ等の感染症の場合は、抗生剤の投与が必要です。
悪化させないためには、まずは、受診して、適切な治療を受けましょう。

Q.動脈硬化を予防する方法はありますか?

「人は血管とともに老いる」というウィリアム・オスラー博士の言った有名な言葉がありますが、人の老化の程度は血管年齢に左右されているといえます。
人間の重要臓器はすべて血管によって栄養されていますから、血管の内皮に老廃物(酸化した脂質など)が付着して、血管が細くなることによって、血流が悪くなり、臓器の機能が低下し、老化につながります。血管の閉塞が進行すると、脳においては脳梗塞、心臓においては狭心症、心筋梗塞の原因となります。閉塞性動脈硬化症といって足の冷感、しびれ、痛み、潰瘍などが起こる病気もあります。
動脈硬化は時間をかけて進行していきますが、その途中では自覚症状はありません。
これだけを内服すれば動脈硬化を予防するという薬はありませんが、動脈硬化のリスクファクターを減らすことにより、進行を遅らせることはできます。
動脈硬化が起きやすいかどうかは、遺伝的に決定されている要素も少なくありませんが、少しでも進行させないためには、高血圧、高脂血症、糖尿病(耐糖能異常)を、適切にコントロールしてすることが重要です。また、喫煙、肥満などのリスクファクターは生活習慣の改善で、ある程度回避できるものです。女性では閉経後に本来の遺伝的体質がでてきやすくなるので、それまで問題がなかった方でも、動脈硬化が急に進行することがあるので、高血圧、高脂血症、糖尿病(耐糖能異常)等のチェックを必ず受けて下さい。

Q.血圧、糖尿病、コレステロールの薬は一生飲み続けなければならないの?

検査等で高血圧、糖尿病、高コレステロール血症が指摘された場合、これらの薬は一度内服したらずっと続けなければならないので、まだ内服したくないと言う患者様が多くいらっしゃいます。病気の程度軽い場合は、食事療法 運動療法などで、改善する場合もあり、内服しないでしばらく経過観察することもあります。
しかし、病気の程度が重い場合や家族歴がある方ではただちに内服しないと、心筋梗塞、脳卒中、腎機能障害などのリスクが高くなってしまう場合があります。食事・運動療法では、効果が出てくるのに時間がかかり、その間リスクの高い状態が続いてしまいます。
まずは適切な内服にて、病気をコントロールすることが先決です。
そのあと徐々に食事・運動療法などで効果が出てくれば、内服薬を減らしていくこともできます。ただ、体質もあるので、内服を継続しなくてはならない症例も多いことは確かです。
これらの病気は初め自覚症状ありませんが、合併症が出てきてからでは、治療がもっと大変になるので、長生きするためにも、放置せず早期に適切な治療することが重要です。

Q.胃もたれ、胃痛、胸やけ、吐き気が3か月以上続いていますが、どんな病気が考えられますか

慢性胃炎が考えられます。胃がん、胃十二指腸潰瘍の可能性もあるため、確定診断のためには、内視鏡検査にて胃粘膜を観察する必要があります。
慢性胃炎は、胃粘膜の発赤や、組織学的検査で胃粘膜の萎縮、炎症所見が認められるものと、検査では異常所見が認められないもの(機能性胃腸症)があります。前者の中にはヘリコバクターピロリ菌感染によるものがあります。機能性胃腸症はストレス、胃の運動機能低下、胃の知覚過敏などが原因と考えられています。
治療としては、胃酸を抑える薬、胃の消化運動機能を改善する薬、などを用います。漢方薬や、ストレスを抑え自律神経のバランスをとる作用で精神安定剤が効く場合もあります。

Q.逆流性食道炎(胃食道逆流症)とは、どういう病気ですか

胃と食道の間にある噴門部の括約筋が弱くなり、胃酸や胃内容物が食道に逆流して粘膜を傷つけることから症状が出現します。肥満、暴飲暴食、早食い高脂肪食、姿勢が悪い(脊椎前屈)などで、症状が起こりやすくなります。
症状としては、胸焼け、胸痛、口の中が苦く(酸っぱく)感じる、のどの違和感、咳、声嗄れなどが、見られます。
診断には内視鏡検査で、食道の炎症所見、潰瘍の有無などを調べる必要があります。所見がはっきりしない場合もあります。
治療は、生活習慣の改善を行い、胃酸を抑える薬、胃酸を中和する薬、消化管運動機能を改善する薬などを内服します。
治っても薬をやめると再発する可能性が高く、継続した薬の服用が大切です。
逆流性食道炎を繰り返すことにより食道がんのリスクが高くなるため、適切な治療と定期的な内視鏡検査が必要です。

Q.ヘリコバクターピロリって何ですか?

ヘリコバクター・ピロリ(H.pylori:ピロリ菌)は胃粘膜に生息する細菌で、ヘリコプターのような鞭毛を持ち、らせん状であることからこのような名前がつけられました。
日本人の感染率は、60歳以上では70~80%といわれており、欧米人に比べて高くなっています。ピロリ菌は経口感染で広がるといわれ、昭和初期の水道浄化設備がまだ十分でなかったころに感染したケースが多いのではないかと考えられていますが、まだ詳しいことはわかっていません。
近年この細菌が胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎などの原因であることがわかってきました。また、胃癌とも強く関連がある可能性があり大規模な研究が行われています。この菌を除菌することによって胃・十二指腸潰瘍の再発を予防できるようになりました。さらに胃癌の発生母地となる慢性胃炎の治療、予防にも効果があるといわれています。ピロリ菌の感染の有無を調べる検査、ピロリ菌の除菌の治療ともに、胃内視鏡にて、胃炎所見、潰瘍が認められれば、保険で実施できます。

検査法はいくつかあります。
(1)迅速ウレアーゼ試験
※内視鏡検査時に胃粘膜を採取して、
ピロリ菌が胃酸から自分を守るために産生しているアンモニアを特殊な検査液で確かめる
(2)生検法(内視鏡検査時に胃粘膜を採取して顕微鏡で確かめる)
(3)培養法(内視鏡検査時に胃粘膜を採取して細菌培養をする)
(4)呼気試験(薬を飲んで呼気を採取して調べる)
(5)血液抗体検査
(6)便中抗体検査   などがあります。

現在の治療は、抗潰瘍剤(胃酸の分泌を抑える薬)、抗生剤のアモキシシリン 、クラリスロマイシンの3種類を1日2回、1週間内服する方法です。胸焼けや、下痢などの副作用がでることもありますが、軽症の場合がほとんどです。
除菌の成功率は90%前後で、内服終了後しばらくしてから検査を行って、除菌の判定をします。
胃炎、胃十二指腸潰瘍になったことがある方は、ピロリ菌陽性の可能性がありますので、一度検査を受けることをお勧めいたします。
当院ではピロリ検査は採血にて行い、除菌薬内服後の、除菌判定は呼気テストで行っております。

Q.頭痛に効果がある神経ブロック療法はありますか?

頭痛は大きく分けて筋緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛があります。
それぞれ特長がありますが、筋緊張型頭痛と片頭痛の混合型や、はっきり分類が難しい頭痛も多々みられます。
治療としては、第一には症状にあった薬を、いいタイミングを、内服することです。薬としては、症状に応じて、消炎鎮痛剤、筋弛緩薬、エルゴタミン製剤、トリプタン製剤、漢方薬、精神安定剤などを、使用します。
トリプタン製剤の登場で、以前はコントロールが難しかった片頭痛なども、自分に合った薬と内服のタイミングがつかまれば、かなりコントロールできるようになりました。
ただ、副作用で薬が内服できないケースや、薬のみでは痛みが取れないケースもあります。また普段はコントロールできている方でも、頭痛の程度、頻度が、ひどくて、薬を毎日内服しても、症状が改善しない場合もあると思います。
そんな状態が続くと、連日薬を内服しすることにより、かえって薬剤性頭痛といって直りにくいという状態なってしまいます。
そういったケースでは、星状神経節ブロックという血管を拡張させ血流を改善し、自律神経のバランスを整える神経ブロック療法が、非常高い効果が認められています。
そのときの頭痛を緩和してくれるだけではなく、多くの場合、その後も数ヶ月頭痛の回数、程度が減る効果も認められます。 当院にて慢性頭痛で治療している患者様の中には、普段は、内服薬でコントロールし、頭痛の頻度、程度が強いときだけ、数ヶ月に1度、星状神経節ブロックを施行することで、生活に支障をきたさないように、頭痛と、上手に付き合っている方も少なくありません。
その他に、筋緊張、肩こりが強いケースでは、トリガーポイント注射や、低周波等の理学療法も有効です。
頭痛の痛みは、本人しかわかりませんので、自分のその時の痛みに合った治療法を見つけて、うまくコントロールしていくことが重要です。

Q.肩こりがひどいのですが、対処方法はありますか?

肩こりは筋肉が収縮して、血行が悪くなることにより、肩、頚部周囲の筋肉の緊張、痛みを感じる病態です。
原因として長時間同じ姿勢をとる、体が冷える、重いもの持つ、手を使う、睡眠不足など職業的な要素、生活習慣、ストレスなどが、原因として考えられますが、その他に頚椎症(頚椎の変形)の初期の症状として頑固な肩こりが見られます。
頚椎症とまでいかなくても、straight neckと言って、頚椎の生理的湾曲が見られないタイプの頚椎の方では、肩こりがひどいことが多々見られます。
肩こりを放置しておくと、吐き気、胸部のつかえ感、めまい、浮遊感などの自律神経症状や、手がしびれる、痛むなどの頚椎の神経根症状まで、伴って出現することもあります。そうなると、治療に難渋することもあるので、早めに治療を受け肩こりをコントロールしましょう。治療としては、理学療法、薬物療法、神経ブロック療法があります。
理学療法は、繰り返し、治療することにより、血行不良を改善してくれます。
薬としては、消炎鎮痛剤、筋弛緩薬、漢方薬などを使用しながら、その方に合ったものを選択します。症状の軽い方なら、これらの治療で改善します。
神経ブロックとしては、トリガーポイント注射という痛みの始まりになるツボに局所麻酔薬を注射する簡単な注射療法が、肩の痛みを取って筋肉をリラックスさせてくれる効果があり、繰り返し行うことにより血流は改善します。
自律神経症状や、腕の痛み、しびれなどの症状まで進んでいる場合は星状神経節ブロックという交感神経をブロックして血流を改善し、自律神経のバランスと整えてくれる注射が必要なこともあります。
いずれにしろ、初期の症状であれば、治療も行いやすいので、肩こり症の方は、ただの肩こりと甘く見ないで、早めに受診することをお勧めします。

Q.腰部脊柱管狭窄症といわれましたが、どんな治療法がありますか?

腰部脊柱管狭窄症とは、加齢変化や骨粗しょう症による腰椎の変形、骨棘(とげ)の形成、腰椎のずれ(すべり症)、または椎間板の変性や後方への突出(ヘルニア)等の原因により、脊柱管という脊髄神経が通っている場所が狭くなり、神経の圧迫、血行不全が起こる病態をいいます。
初期の症状としては、下肢のしびれ、冷感、異和感(じんじんする、むずむずするなど)、突つ張り感、寝ているときに足がつるなどがありますが、症状が進むと、はっきりした下肢の痛み、休み休みでないと長い距離が歩けない、足の先の感覚がなく起立が不安定など、日常生活に支障をきたすようになってきます。おしりからふとももの裏側、ふくらはぎ、足の指まで痛む、いわゆる坐骨神経痛の症状が出る方もいます。
症状と併せて、腰椎のMRIにて、診断が可能です。 治療としては、理学療法、薬物療法、神経ブロック療法、手術療法などがあります。内服薬としては、消炎鎮痛剤、筋肉を和らげる薬、血行を改善する薬や体を中から温める漢方薬などを用います。
腰部硬膜外ブロック、神経根ブロック、交感神経ブロックなどで、症状が改善するケースも多いので、手術を検討する前に、神経ブロック療法を、受けることをお勧めします。
手術を施行しても、すべての症状が100%取れるわけではないので、神経ブロック療法で、いい状態を維持していくという選択もあると思います。
実際に当院の患者様でも、手術を検討していた方で、神経ブロックにて症状が、ほぼ完全に取れてしまった患者様もいらっしゃいますし、月に1~2回の神経ブロック療法、もしくは、調子の悪い時だけ神経ブロック療法を受けることによって、何年にもわたって症状をコントロールできている患者様もいらっしゃいます。
もちろん、神経ブロック療法では効果が不十分で、手術を受けられた方がいいケースもありますので、その場合は、こちらでも適切な医療機関をご紹介しております。

Q.帯状疱疹の痛みが強いのですがどうすればいいですか?

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、体表に紅斑を伴った小水疱(すいほう)が、片側性に帯状にでる病気で強い痛みを伴います。ヘルペスとも呼ばれます。水痘(みずぼうそう)をおこす水痘・帯状疱疹ウイルスが原因で、小児期に感染した後、脊髄(せきずい)神経節、三叉(さんさ)神経節などに潜伏しているウイルスが、加齢、過労、ストレス、ステロイド剤投与などで、免疫能が低下した時に、神経節内再び増殖を起こすことによって発症します。ウイルスは神経線維を伝い皮膚に到達し水疱を形成し痛みを起こします。
痛みは、皮疹の出現より2~3日早くでます。ズキンズキンする痛みで、1~2週間でピークに達します。痛みは、初期には皮疹部の炎症もありますが、増殖したウイルスが神経に炎症をおこし、神経を刺激するためです。一般的には皮疹の消退する約4週間後までには軽くなりますが、引き続き帯状疱疹後神経痛という難治の神経痛に移行する場合があります。
帯状疱疹後神経痛には約30%の人がなります。特に高齢者が高率になり50歳まででは6%、50歳代約20%、60歳代約40%、70歳代では約50%の人がなると報告されています。また発症時の痛みが強いほど、高率に移行します。
ここの痛みに対しての最も有効な予防策は神経ブロック療法です。通常の消炎鎮痛剤で痛みがコントロールできない場合は、発疹出現早期から神経ブロックを行ない、痛みをとることが神経痛に移行させないために重要です。帯状疱疹の罹患した部位によって、神経ブロックの種類は異なります。痛みが消失するまで、定期的に行ないます。頻度は痛み具合によりますが、週1~2回程度で、早期の場合は数回のブロックで治癒しますが数ヶ月かかる場合もあります。痛みが強い人では、神経痛に移行しやすいので、早期から神経ブロック療法をうけることをお勧めします。
帯状疱疹発症後、時間が経過してしまってからでも内服(消炎鎮痛剤だけではなく精神安定剤、漢方薬等も、効果があります)、レーザー治療、神経ブロック療法を、併せて施行していけば、期間はかかりますが(3ヶ月~1年位)、治療可能ですので、あきらめずにご相談下さい。

Q.神経ブロックは何回受けても体に悪い影響はないのですか?

適切な方法、適切な間隔で行えば、長期ににわたり治療を受けても全く問題ありません。
神経ブロックで使用する局所麻酔薬には蓄積性、耽溺性はありません。また、神経ブロックは局所の治療なので、全身に与える影響はありません。
長期間にわたって、連日、神経ブロックを施行すれば、注射部位が硬くなったり、組織が癒着してブロックの効果が不十分になったりする可能性がありますし、神経ブロック療法は、一時的に麻酔をしてその間だけ痛みを止めるための治療ではありませんので、当院では、必ず適切な頻度で行うようにしています。また、針も、組織を傷つけないように細めで先の鋭い針を使用しています。
ブロックの頻度ですが、トリガーポイント注射など、連日施行しても問題ないブロックもありますが、星状神経節ブロック、硬膜外ブロックなどは原則として週1回のペースで開始します。
急性期の顔面神経麻痺や、帯状疱疹後神経痛、ぎっくり腰、腰椎ヘルニアの初期で痛みが強い時は週3-4回施行しますが、症状が落ち着き次第、週1回にしていきます。
さらに慢性痛で長期(半年以上)に治療が必要な場合は、2週間に1回、1ヶ月に1回、もしくは痛みが強いときだけに神経ブロックをおこなうようにし、理学療法、内服もあわせて、長期に治療していくことをお勧めしています。 実際、当院では、1ヶ月に1回の神経ブロックや痛みが強い時期だけ神経ブロックを施行して、何年にもわたり、痛みをコントロールできている患者様が多数おられます。
週に3回以上ブロック注射しないと痛みのコントロールが長期にわたりつかない場合や、注射後数時間すると元の痛みに戻ってしまうという場合は、手術や別な高度な神経ブロックなど他の治療法を検討いたします。

Q.漢方は長く飲まないと効果がでないのですか?

漢方は長く期間内服しないと効果がでないのではないかと考えられている方が多いようですが、風邪などの急性症状に処方する漢方もありますし、 内服してすぐに効果が表れるものも多いです。
いくつかの症状が重なっている場合(例:体がだるくて食欲がない、冷え症や肩こり手足のしびれ感がある)、他の内服薬で症状が改善しない場合(例:胃がもたれる、のどがつまっているような感じがする、空咳は続く)など、漢方を内服して効果がすぐに表れる症例もよくあります。
体調を維持するため、長期に内服する方もいらっしゃいますが、一時的な内服のみで症状が改善する方も多くいらっしゃいます。

Q.骨粗鬆症とは、どいう病気ですか

骨粗鬆症とは骨量が減って骨折しやすくなる病気です。高齢化に伴い患者様の数は増加傾向にあります。骨粗鬆症が進行すると、大腿骨骨折、腰椎圧迫骨折を起こししやすくなり、骨折が寝たきりにつながることが多いです。
閉経後の女性、慢性腰痛のある方、背骨の湾曲している方、抗がん剤・ステロイドを使用したことのある方、胃切除後の方は骨粗鬆症のリスクが高いので検査をし、適切な治療で骨粗鬆症の進行を防ぎましょう。骨粗鬆症治療は様々な種類があり、患者様の状態に応じて治療法を選択します。

内服薬
活性型ビタミンD3製剤(ワンアルファ、エディロール)
SERM(サーム)製剤(ビビアント、エビスタ)
ビスフォフォネート製剤(ベネット、ボナロン、アクトネルなど):週1回製剤、月1回製剤がある。
注射剤
カルシトニン製剤(エルシトニン)週1回
副甲状腺ホルモン製剤(テリポン)週1回 18ヵ月間 骨折の既住がある方
ビスフォスフォネート製剤(ボンビバ)月1回
RANKLモノクローナル製剤(プラリア) 6ヵ月に1回

ロコモティブシンドロームとは何ですか?

高齢化社会においてあたしく提唱された概念で、運動器の障害によって、移動能力の低下した状態をいいます。
骨、関節、軟骨、椎間板、筋肉の障害により、立つ、歩くといった機能を低下し、進行すると要介護に至ります。ロコモティブシンドロームを防ぐためには痛みを我慢せず、治療によって緩和し、適度な運動を持続していくことが大切です。痛みをゼロにすることはできなくても治療によって和らげ、日常の生活に制限せず、ウォーキングなどの適度な運動を続けられることを目標にしましょう。

pagetop